この夏は、日本のハンドベルにとって心に残る熱い夏になりました。なぜなら、ハンドベル世界大会が、前回の大阪2010年開催以来、14年ぶりに日本で開催されたからです。
通算で21回目を数える、今回の世界大会の地は浜松。ここに世界中からハンドベルを愛してやまないリンガーたちが集結しました。その数700名以上。大会期間は8月12日から17日まで。最終日にはファイナルコンサートも開かれました。このコンサートでは、世界のリンガー700名が45チームを編成して一堂に会し、夢のような大合奏(マスリンギング)を行うというものです。
この世界大会にブレーメンから3名が個人参加し、最終日のファイナルコンサートには4名が会場に駆けつけました。
大会参加者から、世界大会の思い出話をメンバー内で共有しました。
<思い出話より>
・憧れの先生のワークショップが開かれていたので、参加を希望したらそれが叶って先生のご指導を受けることができました。これまで楽譜上でお名前だけを知っている存在でしたが、先生にお会いできて、とてもチャーミングな先生で、すごく楽しかったです!
・大会に参加した私たち3名は、国内では九州・四国地方の方と、海外ではアメリカの方2名、オーストラリア、プエルトリコ、アイスランドの方各1名と、計10名でチームを組んで練習しました。練習は厳しくて、連日立ちっぱなし、ベルを振りっぱなしで、筋肉痛がひどかったです。もうスニーカーしか履けない状態です。
みんなすごく上手で、ついていくのが必死でした。言語の壁があってコミュニケーションが大変でしたが、みな受け入れあい、協力しあってがんばろうというリンガー同士のベル愛に包まれた多国籍チームでした。1週間、英語で指導を受けていると、だいぶ会話も聞き取れるようになってきましたが、次の機会には英会話にもがんばりたいです。
・大会の中で、いろんな仲間や先生方と交流し、いろんな相談もさせていただきました。ブレーメンの未来について、愛媛や四国でのベルの魅力発信や振興について、いろいろと有意義なアドバイスをいただけました。会場では、バッチやノベルティなどを国を越えて交換しあって国際交流の輪を広げようとみんなされており、うちもそのようなアイテムを次回は作りたいなって思いました。
・ファイナルコンサートは、世界でここにしかない、700人の息がぴったりの大迫力の演奏で、客席で見ていて心躍りました。世界のリンガーの方は本当に楽しそうで、踊りながら演奏している人もいて、うれしい気持ちになりました。観客よりもリンガーの方が多いという信じられないようなコンサート会場で、リンガー700人全員に拍手を送りたくて精一杯拍手しました。
以上です。
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